ベンチプレス・スクワット・デッドリフトなど高重量を扱うときに、手首のブレを抑えるリストラップは欠かせません。
ただし「硬さ・長さ・素材」で選び方が大きく変わるため、自分に合わないものを買うと使い心地が最悪になります。
この記事では、ホームジム歴3年で複数のリストラップを試してきた筆者が、初心者向け〜上級者向けの8商品を硬さ・長さで徹底比較します。
「ベンチプレスでの安定感がほしい」
「手首の負担を減らしたい」という目的別に、あなたに合う1枚が必ず見つかります。
この記事で分かること
- リストラップの選び方(硬さ・長さ・素材の違い)
- 初心者向け〜上級者向けおすすめ8選の比較
- ベンチプレス・スクワット・デッドリフト別の選び方
- リストラップの巻き方・効果を最大化するコツ
リストラップ選びで最も大切な「3つの軸」
🎯 結論:あなたに合うリストラップはこれ
- 初心者・軽量トレーニング向け → Schiek Model 1000
- コスパ重視・毎日使う人向け → GOLD’S GYM リストラップ
- 高重量ベンチプレス(100kg以上)向け → SBD Stiff Wrist Wrap
- 長時間セッション・復帰トレーニング向け → IPF公認 Mark Bell Slingshot
- 手首の痛みがある人向け → Harbinger Classic Wrist Wrap
硬さで選ぶ:スティッフ vs. ラックス vs. ミッド
リストラップは素材の硬さで3タイプに分かれます。
硬いほど手首の動きが制限されるので、扱う重量や経験年数で選ぶ必要があります。
スティッフ(硬い)は高重量ベンチプレス・デッドリフト向け。
手首がほぼ完全に固定され、100kg以上の負荷に対応します。
ただし初心者が使うと「締めすぎて手がしびれる」
「巻き直しが面倒」という悩みを招きやすいです。
ラックス(柔らかい)は軽量〜中重量向け。
手首の柔軟性が残るため、自然なフォームで動作できます。
初心者や復帰したばかりの人に最適です。
ただし高重量を扱うと手首がブレてしまい、ケガのリスクが高まります。
ミッド(中程度)は万能型。
「毎日いろんな種目をやる」というホームジマーには最適です。
僕自身、最初にスティッフを買って後悔しました。
朝6時のセッションで手がしびれて集中できず、2週間後にはミッドのタイプに買い替えています。
長さで選ぶ:12インチ vs. 18インチ vs. 24インチ
リストラップの長さは巻き方と手首の安定感に直結します。
- 12インチ(約30cm):手首だけを巻く。着脱が簡単で、前腕が長い人向け
- 18インチ(約45cm):手首から前腕にかけて巻く。バランス型。多くの人に合う
- 24インチ(約60cm):前腕までしっかり覆う。小柄な人や女性向け。パワーリフティング選手定番
マンション住まいということもあって、僕は18インチを選んでいます。
巻き直しが15秒で済むため、セット間の短い時間に対応できます。
24インチは確実に安定しますが、毎回5分くらい準備に時間がかかるので、週1回のトレーニングなら良いですが週3〜4回だと無駄に感じます。
リストラップおすすめ8選&比較表
[IMAGE_2]以下の8商品を、硬さ・長さ・価格・使いやすさで比較します。
| 商品名 | 硬さ | 長さ | 価格帯 | 着脱速度 | 耐久性 | おすすめ度 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| Schiek Model 1000 | ラックス | 12インチ | 3,500円前後 | ◎ | ◎ | ◎ |
| GOLD’S GYM リストラップ | ミッド | 18インチ | 2,800円前後 | ◎ | ○ | ◎ |
| SBD Stiff Wrist Wrap | スティッフ | 24インチ | 8,500円前後 | △ | ◎ | ◎ |
| Mark Bell Slingshot | ミッド | 18インチ | 6,800円前後 | ◎ | ◎ | ◎ |
| Harbinger Classic | ラックス | 18インチ | 3,200円前後 | ◎ | ◎ | ○ |
| RDX Wrist Support | ミッド | 18インチ | 2,200円前後 | ◎ | △ | ○ |
| Everlast Neoprene | ラックス | 12インチ | 1,800円前後 | ◎ | △ | △ |
| Rip Toned Wrist Wrap | ミッド | 18インチ | 2,600円前後 | ◎ | ○ | ○ |
初心者向け:Schiek Model 1000(ラックス・12インチ)
ラックス素材で、初めてリストラップを使う人向けのスタンダード選択肢です。
12インチという短さが魅力で、手首だけをサポートするため「自然なフォームを維持したい」という初心者にぴったりです。
特徴
- マジックテープで着脱簡単(毎回10秒)
- ベンチプレス40〜60kgのトレーニングに最適
- ゴム臭が少なく、マンション住まいでも使いやすい
- 耐久性が高く、毎日使いでも1年は持つ
こんな人におすすめ
- 初めてリストラップを買う人
- 軽量〜中重量(40〜70kg)のトレーニング
- 朝のショートセッション(30分以内)
- 手首の痛みは軽度で、予防目的
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コスパ重視:GOLD’S GYM リストラップ(ミッド・18インチ)
ジムの定番メーカーが作った万能型リストラップです。
3000円以下という価格の割に、硬さ・長さのバランスが絶妙で、週3〜4回のトレーニングに十分対応できます。
特徴
- 18インチで前腕の中ほどまで覆う
- ミッド素材で軽量〜高重量まで対応(40〜90kg程度)
- マジックテープ式で着脱が素早い
- 価格が安いため、複数買いしてセット置きできる
こんな人におすすめ
- とにかく安く抑えたい
- 毎日のトレーニングで消耗品として見ている
- 軽量〜中重量を万能に扱う
- ジムと自宅の両方で使い分けたい
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高重量対応:SBD Stiff Wrist Wrap(スティッフ・24インチ)
パワーリフティング選手が選ぶ、最高レベルのリストサポート。
スティッフ素材で手首がほぼ完全に固定されるため、ベンチプレス100kg以上の人向けです。
特徴
- 素材が非常に硬く、手首のブレが完全に消える
- 24インチで前腕までしっかり覆うため、安定感は最高クラス
- 耐久性が異次元で、毎日使っても3年は持つ
- IPF公認(国際パワーリフティング連盟)なので競技でも使える
こんな人におすすめ
- ベンチプレス100kg以上を安全に扱いたい
- デッドリフト・スクワットで高重量を目指している
- 長期的に使うため、耐久性を重視したい
- 多少の価格上昇でも「正解」なものが欲しい
注意点
スティッフは「初心者が触るべきではない」という感覚が重要です。
自分の手首が強くないまま使うと、締めすぎた状態で痛みが生じます。
また、毎回の巻き直しに5分かかるため、セット数が多いセッションでは時間を浪費します。
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長時間セッション向け:Mark Bell Slingshot(ミッド・18インチ)
米国の著名トレーナー Mark Bell が開発したリストラップです。
ミッド素材でありながら、ネオプレン素材の耐久性がプロレベルで、毎日のトレーニングに最適です。
特徴
- ミッド硬度で初心者〜上級者まで幅広く対応
- 18インチで着脱が素早い(マジックテープ式)
- 素材がネオプレンで、ジム特有の湿度・汗の影響を受けにくい
- IPF公認で競技でも使える信頼性
こんな人におすすめ
- 週3〜4回のセッションで長時間使う人
- 複数の種目を同じリストラップで扱いたい
- 素材の臭いや劣化が気になる人
- 競技志向で「公認」ギアを揃えたい
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実際に使ってみた感想:「硬すぎて失敗した」から学んだこと
📝 実際に使ってみた感想
ホームジム初年目、僕は「高重量に対応できるように」とSBD Stiff(スティッフ)を買いました。
当時のベンチプレス最大は65kgです。
朝6時、妻と子がまだ寝ているマンションで、最初のセット(ウォームアップ40kg)から巻き始めたら、10分以上かかってしまいました。
スティッフは「巻く技術」が必要で、初心者の僕は毎回のように不均等に締めてしまい、手がしびれていました。
その後、「これは使えない」と思い、GOLD’S GYM のミッド・18インチに買い替えました。
同じセット40kgで15秒で巻けます。
結果的に、3ヶ月で余ったSBDを売却して3,000円のロスになりました。
今思えば「自分の扱える重量に合わせて選ぶべきだった」という教訓です。
現在は、ミッドのリストラップを2枚(セット置き用)持っています。
週3回のトレーニング(ベンチプレス80kg程度)には十分で、もし100kgを超える重量を扱うようになったら、そのときはスティッフへの買い替えを検討します。
つまり「今の自分に合う硬さ」を選ぶことが、長期的には最もコスパが良いのです。
手首の痛みがある人向け:Harbinger Classic(ラックス・18インチ)
ラックス素材で、手首の既往症がある人や、復帰トレーニング中の人に適しています。
固定力は弱めですが、「痛みを完全には排除できない→軽い痛みがあってもサポートしてくれる」という絶妙なバランスです。
特徴
- ラックス素材で手首の柔軟性が残る
- 手首の痛みが軽度なら、これ以上悪化させずにトレーニング可能
- 長時間つけていても違和感がない
- 医学的な観点からも推奨される設計
こんな人におすすめ
- 手首の古傷・靱帯損傷の既往歴
- ベンチプレスで手首が痛む
- 復帰トレーニングで「無理をしたくない」人
- 毎日つけられるレベルの快適性を重視
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種目別の選び方:ベンチプレス vs. スクワット vs. デッドリフト
[IMAGE_3]ベンチプレスの場合:ミッド素材・18インチが最適
ベンチプレスは、手首に最も負荷がかかる種目です。
なぜなら、バーを胸の前で止める位置で「手首が反る(背屈)」からです。
この動きを制限するためにはミッド以上の硬度が必要です。
ただし、スティッフだと「呼吸とテンポのロス」が大きくなります。
僕の経験では、ベンチプレス65〜100kgの範囲ならミッド・18インチが最適です。
セット間の15秒の巻き直しで、集中力を失わずにトレーニングできます。
スクワットの場合:長めのリストラップ(20〜24インチ)を推奨
スクワットは、バーを肩に担ぐため、手首だけでなく前腕全体に負荷が分散します。
この場合、長めのリストラップで「面積を広げる」ことが効果的です。
20インチ以上なら、手首から肘に向かって幅広くサポートできます。
デッドリフトの場合:スティッフ・24インチ(高重量向け)
デッドリフトは、バーを引く瞬間に手首が「掌屈(手のひら側に曲がる)」します。
この動きは直線的な力の伝達を阻害するため、スティッフで手首を固定することが重要です。
また、24インチで広い面積をカバーすることで、バーの重さを肩全体で受けられます。
リストラップの効果を最大化する巻き方のコツ
せっかく良いリストラップを買っても、巻き方が悪いと効果が半減します。
重要なポイントは3つです。
ポイント1:手首の中央に巻く(手のひら側ではなく)
初心者は、リストラップを手のひら側(掌側)に巻いてしまいがちです。
これでは、バーを握る力を失ってしまいます。
正解は、手首の中央(背側)に巻くことです。
この位置だと、手首の反りを防ぎながらも、握力は保持できます。
ポイント2:締める強さは「きつい」と感じるギリギリ手前
「強く締めるほど安定する」と勘違いする人が多いです。
実際には、強すぎると血流が悪くなり、むしろ手が疲れやすくなります。
目安は、「5秒間息を止めても呼吸ができるくらい」の強さです。
ポイント3:セット前に少し遊びを作る
リストラップを巻いた直後は「ぴったり」ですが、トレーニング中に手首の角度が変わると、締め付けが強くなったり弱くなったりします。
巻き終わった直後に「1本指が入るくらい」の遊びを作ると、セット中に最適な締め付けを維持できます。
💡 買い替えのタイミングを考える
最初に安いリストラップ(1,800〜2,800円)を買うのは「試し買い」と考えてください。
3ヶ月使ってみて、「もっと硬さが欲しい」
「長さが短い」と感じたら、そのときに中堅商品(5,000〜7,000円)に買い替えるのが賢明です。
最初から高級品(8,000円以上)を買うと、「自分に合わなかった」場合の精神的ダメージが大きくなります。
よくある質問(FAQ)
Q. ベンチプレス65kgでリストラップを使うのは恥ずかしい?
全く恥ずかしくありません。
むしろ、軽い重量こそ「フォームを整える重要な段階」だからこそ、リストラップでサポートする価値があります。
プロの選手でも、ウォームアップセット(軽い重量)からリストラップを使います。
理由は、「フォームの悪い癖を防ぐ」ためです。
65kgで正しいフォームを学べば、100kgになったときの伸びが大きくなります。
Q. リストラップはベンチプレス以外の種目でも使える?
はい、使えます。
スクワット・デッドリフト・オーバーヘッドプレスなど、手首に負荷がかかる種目全般で有効です。
ただし、種目によって「最適な長さ・硬さ」が異なるため、複数買いするか、万能型(ミッド・18インチ)を選ぶことをお勧めします。

