最終更新: 2026年05月 | ホームジムラボ編集部
マンションの6畳部屋でホームジムを作って3年。
最初にぶつかった壁が「ベンチをどこに置くか」という問題でした。
使わないときに邪魔にならない、でもトレーニング中はしっかり安定している。
そんな都合のいいベンチが欲しくて、折りたたみタイプを試しはじめました。
この記事では、実際に複数台を使い比べた経験をもとに、本当に使える折りたたみトレーニングベンチを厳選して紹介します。
この記事で分かること
- 折りたたみトレーニングベンチの選び方(耐荷重・角度調節・収納サイズ)
- マンション・狭い部屋でも使えるおすすめ5選
- 固定式との違いと、折りたたみを選ぶべき人の条件
- 購入前に知っておくべきデメリット・注意点
- よくある疑問をまとめたFAQ

🎯 結論:あなたに合う折りたたみトレーニングベンチはこれ
- 【コスパ重視・初心者】 → STEADY ST-104(シンプル折りたたみ・1万円前後)
- 【インクライン・デクライン対応・中級者】 → IROTEC マルチポジションベンチ(折りたたみ対応)
- 【耐荷重・本格派】 → Bowflex SelectTech ベンチ(北米ブランド・収納性高)
- 【極限コンパクト・女性・初心者】 → WASAI フラットベンチ折りたたみ
- 【バランス重視・家族共用】 → Fityle 調節式折りたたみベンチ
折りたたみトレーニングベンチとは?固定式との違いを整理する
折りたたみ式の構造と仕組み
折りたたみトレーニングベンチとは、脚部を折り畳むことで収納時の奥行きを半分以下にできる設計のベンチです。
一般的な固定式ベンチの奥行きが100〜120cm程度あるのに対し、折りたたみ式は収納時30〜50cm程度になるモデルが多く、クローゼットや壁面への立て掛け収納が可能になります。
構造上の特徴として、脚部に「ヒンジ(蝶番)」を採用しており、ワンタッチまたは数秒のワンアクションで展開・折りたたみができます。
素材はスチールフレームが主流で、パッド部分はPUレザー(合成皮革)またはビニールレザーが多く使われています。
固定式ベンチと比較したときのリアルな差
固定式ベンチの最大の強みは「剛性の高さ」です。
溶接または一体成型されたフレームは、折りたたみ式に比べてぐらつきが少なく、高重量トレーニングで安心感があります。
一方で収納の手間がゼロというわけにはいかず、6畳以下の部屋では常設すると通路がふさがってしまいます。
折りたたみ式は剛性でわずかに劣るものの、近年の製品は耐荷重150〜270kgに対応したモデルも増えており、一般的なダンベルトレーニングやバーベルプレスで不安を感じる場面は減っています。
実際に私が使用しているIROTEC製品も、80kgのバーベルプレスで問題なく使えています。
折りたたみベンチが向く人・向かない人
向く人は「スペースが限られたマンション住まい」
「使わないときはすっきり収納したい」
「トレーニング頻度が週3〜4回程度」という方です。
私自身、妻に「ベンチを常に出しっぱなしにしないで」と言われてから折りたたみ式に切り替えた経緯があり、家族がいる方には特に現実的な選択肢です。
一方、パワーリフティングや高重量バーベルトレーニング(100kg超)をメインにする方、またはジムのような全身トレーニングステーションを組む方には、固定式や専用のフラットベンチの方が安心感があります。

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折りたたみトレーニングベンチの選び方|5つのチェックポイント
① 耐荷重:最低150kg以上を目安に
折りたたみベンチを選ぶとき、最初に確認すべきは耐荷重の数値です。
1,000〜5,000円台の格安品は耐荷重80〜100kgのものがあり、体重60kgの方がダンベル20kgを持っても合計80kgに近づきます。
余裕を持たせるためにも耐荷重150kg以上、できれば200kg以上のモデルを選びましょう。
耐荷重の表記は「静荷重(静止状態での最大重量)」を示す場合が多く、実際のトレーニング動作では瞬間的に数倍の負荷がかかることもあります。
格安品は溶接品質が低く、ヒンジ部分の金属疲労による破損リスクが高まるため、耐荷重の数値とフレーム厚みの両方を確認してください。
② 角度調節:フラット専用か、インクライン・デクライン対応か
折りたたみベンチには大きく分けて「フラット固定型」と「角度調節型」があります。
フラット固定型はシンプルで剛性が高く価格も安め(5,000〜1万円前後)ですが、インクラインダンベルカールやデクラインプレスができません。
角度調節型は背もたれ部分が0°〜85°程度まで段階的に調節できるものが多く、対応エクササイズが大幅に増えます。
インクライン角度に設定してのダンベルプレス・フライは大胸筋上部への効果が高く、これ一台でダンベルメニューの幅が格段に広がります。
デクライン機能(足側が上がるポジション)があると腹筋トレーニングにも活用できます。
③ 収納サイズ:折りたたみ時の幅・奥行き・高さを必ず確認
「折りたたみ」と書かれていても、商品によって収納時サイズは大きく異なります。
収納時奥行き30cm以下のモデルは壁面立て掛けやクローゼットへの収納が現実的ですが、50cm以上残るものは「コンパクト収納」とは言い難い場合があります。
購入前にメーカーの仕様ページで「折りたたみ時のサイズ」を必ず確認してください。
また、収納時の高さも重要で、立てて収納したときに天井や棚に干渉しないかのチェックも忘れずに。
私のマンションの収納スペースに収めるため、折りたたみ時H150cm以内という条件で選んだ経験があります。
④ パッドの素材と厚み:PUレザー4cm以上が快適ラインの目安
背もたれパッドの素材と厚みはトレーニングの快適性に直結します。
安価なモデルはビニールレザーで厚みが2〜3cm程度のものがあり、長時間のトレーニングや骨張った部位(肩甲骨、脊椎)が当たる際に痛みを感じることがあります。
PUレザー(ポリウレタンレザー)は本革に比べて耐久性・防汚性に優れており、汗をかいてもサッと拭けます。
厚みの目安は4cm以上。
一部の高級モデルは6〜8cmのメモリーフォームを使用しており、長時間の使用でも腰への負担が少なくなっています。
⑤ 安定性のチェック:脚ゴム・横幅・ヒンジ品質
折りたたみ式の弱点はヒンジ周りのがたつきです。
特に低価格帯の製品はヒンジの精度が低く、トレーニング中にわずかな横ぶれが生じることがあります。
購入前にレビューで「ぐらつく」
「横が不安定」というコメントがないか確認することをおすすめします。
脚部の底面に滑り止めゴムが付いているか、脚の横幅(スタンス幅)が十分にあるかも確認しましょう。
横幅が狭いモデルは横方向への転倒リスクが高まります。
フロアとの接地面に滑り止めゴムパッドが複数箇所あるモデルを選ぶのが安全です。
【比較表】折りたたみトレーニングベンチ おすすめ5選
| 商品名 | 価格帯 | 耐荷重 | 角度調節 | 収納性 | 安定性 | パッド品質 | コスパ | こんな人向け |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| STEADY ST-104 | 1万円前後 | 200kg | ○ 7段階 | ◎ | ○ | ○ | ◎ | 初心者・コスパ重視 |
| IROTEC マルチポジションベンチ | 2万円前後 | 250kg | ◎ 多段階+デクライン | ○ | ◎ | ◎ | ○ | 中級者・本格派 |
| Bowflex SelectTech ベンチ | 3万円前後 | 270kg | ◎ 6段階+デクライン | ◎ | ◎ | ◎ | △ | 本格派・高耐荷重 |
| WASAI フラットベンチ折りたたみ | 5,000円前後 | 150kg | △ フラット固定 | ◎ | ○ | △ | ◎ | 入門・女性・超コンパクト |
| Fityle 調節式折りたたみベンチ | 1.5万円前後 | 200kg | ○ 6段階 | ◎ | ○ | ○ | ◎ | バランス重視・家族共用 |
※ ◎=優秀 ○=標準的 △=やや劣る 価格は時期により変動します
おすすめ5選|詳細レビュー
① STEADY ST-104|コスパ最強の折りたたみベンチ【初心者向け】
STEADYは日本のフィットネスブランドで、国内でのカスタマーサポート体制が整っている点が初心者にとって安心です。
ST-104は折りたたみ式ながら耐荷重200kg、7段階の背もたれ角度調節(フラット〜85°)、さらにシートも前後に傾けられるという機能を1万円前後で実現しています。
フレームは角パイプ(断面が四角)を採用しており、丸パイプよりも横方向のねじれに強い構造です。
収納時はシートと背もたれが重なる形に折りたたまれ、奥行き約50cmまでコンパクトになります。
壁に立てかけておけば床面積を取りません。
デメリット:パッドの厚みは約4cmで最低限の快適性は確保されていますが、90分以上の長時間トレーニングには若干の硬さを感じます。
また、デクライン(脚側を上げるポジション)には非対応です。
② IROTEC マルチポジションベンチ(折りたたみ対応)|本格派の定番
私が実際に3年間メインで使用しているIROTECのベンチです。
フラット・インクライン・デクラインの全ポジションに対応しており、耐荷重250kgと折りたたみ式の中では高い剛性を誇ります。
背もたれ・シートともに独立してアジャストできる構造で、体型に合わせたポジション設定が可能です。
フレームには厚さ2mmの角スチールパイプを使用しており、バーベルを使ったフラットベンチプレスやインクラインダンベルプレス80kg超でも安定感があります。
パッドはPUレザーで厚さ約5cm、長時間の使用でも背中・腰への圧迫感が少ないです。
デメリット:価格は2万円前後と初心者には少し高く感じるかもしれません。
また固定式ベンチと比べるとヒンジ部分にわずかな遊びがあり、重量を乗せると微細なたわみを感じることがあります(実用上の問題はなし)。
③ Bowflex SelectTech ベンチ|海外ブランドの高剛性モデル
Bowflexはアメリカのフィットネス大手ノーティラス社のブランドで、耐荷重270kgは折りたたみベンチの中でも最高水準です。
6段階インクライン+デクライン対応、シートの独立角度調整可能、折りたたみ時の収納サイズも非常にコンパクトです。
フレームは肉厚スチールで、ヒンジ部分のガタつきが他モデルと比較して明らかに少ないです。
海外ブランドらしいがっしりとした作りで、高重量ダンベル(片側30kg超)を使ったベンチプレスでも揺れを感じません。
パッドもメモリーフォーム系の素材で体圧分散が優れています。
デメリット:価格は3万円前後と折りたたみベンチとしては高価格帯です。
また本体重量が約20kgあるため、毎回の移動に少し力が要ります。
日本語サポートが英語ページ経由になる場合があります。
④ WASAI フラットベンチ折りたたみ|最安・超コンパクト収納
5,000円前後という最安水準で買えるフラットベンチです。
機能はフラット固定のみで角度調節はありませんが、収納時の奥行きが30cm以下というコンパクトさが最大の強みです。
重量も7kg程度と軽く、女性一人でも楽に移動・収納できます。
フレームは単管スチールパイプで耐荷重150kgを確保。
脚底面に滑り止めゴムが付いており、フローリングへの傷対策もされています。
シートのPVC素材はやや硬めですが、ストレッチや軽負荷のダンベルトレーニングには十分な品質です。
デメリット:角度調節ができないため、インクラインプレスなどの種目には対応不可。
パッドの厚みが2〜3cm程度で、体重80kg以上の方には長時間使用で底づき感を覚えることがあります。
あくまでも入門・補助器具としての位置づけです。
⑤ Fityle 調節式折りたたみベンチ|家族共用のバランスモデル
FityleはAmazonで人気のフィットネス用品ブランドで、1.5万円前後の価格帯でインクライン6段階+収納性を両立しています。
背もたれの角度ピン調整は確実にロックが入る構造で、角度変更中のガタつきが少ない設計です。
本体重量が約10kgと軽量なため、毎回折りたたんで収納するスタイルに向いています。
パッドはPUレザー4.5cm厚で、家族複数人が使う場合でも洗浄・メンテナンスがしやすいです。
カラーバリエーションも複数あり、インテリアに馴染みやすい点も人気の理由です。
デメリット:デクライン機能はなく、耐荷重200kgは高重量トレーニングには余裕があるものの、バーベルと組み合わせて使う方には若干不安を感じるかもしれません。
📝 実際に使ってみた感想
ホームジムを始めた当初、私はIROTECの固定式フラットベンチを使っていました。
ところが妻から「ベンチのせいでリビングに入りにくい」と指摘を受け、折りたたみ式への移行を決断。
最初に試したのが1万円以下の格安折りたたみベンチでしたが、バーベル60kgを乗せてベンチプレスをしたところ、ヒンジ部分からキシキシという金属音がして冷や汗をかきました。
その後IROTECのマルチポジションベンチに買い替えて2年以上使っていますが、同じ重量でもまったく異音がなく、毎朝のトレーニングで安心して使えています。
折りたたみ式を選ぶなら、耐荷重と構造品質の妥協は禁物だと身をもって学んだ経験です。
6畳の部屋でも、使わないときはクローゼット横に立てかけて収納できており、妻の承認も得られています。

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こんな人に折りたたみトレーニングベンチがおすすめ
マンション・狭い部屋でホームジムを作りたい方
6畳〜8畳の部屋でトレーニングスペースを確保したい方には折りたたみベンチは最適解です。
使用時は展開、使わないときは壁際にコンパクト収納という運用が可能で、生活空間を圧迫しないホームジム構築ができます。
特に賃貸マンション住まいの方は、固定式ベンチの常設で「部屋感」が消えてしまうことへのストレスを抱えがちで、折りたたみ式なら普段は生活感のある部屋に戻せます。
家族がいて専用スペースが確保できない方
パートナーや子供がいる家庭では、トレーニング器具を「リビングや寝室に置きっぱなし」にすることへの心理的ハードルが高いです。
折りたたみ式なら使用前後の数十秒で展開・収納でき、家族の生活リズムを乱さない筋トレ習慣が作れます。
実際に私も朝6時のトレーニングで妻が起きる前に収納を済ませるルーティンが定着し、「見えないからOK」という暗黙の了解が生まれました。
週3〜4回・ダンベルトレーニングがメインの方
バーベルを使ったヘビートレーニング(100kg超)をメインにする方は固定式を強くおすすめしますが、ダンベルやボディウェイトトレーニングがメインであれば折りたたみ式の耐荷重で十分対応できます。
IROTECダンベル32kgセットと組み合わせて胸・肩・背中のメニューをこなしていますが、何ら不満のない使用感です。
これから筋トレを始める方・入門者
筋トレを始めようとしている段階では、まずコストを抑えて継続できるか確かめることが重要です。
折りたたみベンチは5,000〜1万円前後から選べるため、「継続できなかったときのリスク」を最小化できます。
ただし、後述するデメリットも踏まえた上で「安すぎる製品」は避けることをおすすめします。
折りたたみトレーニングベンチのデメリット・ 注意点
ここまで5製品を紹介してきましたが、折りたたみベンチには当然デメリットもあります。
購入前に把握しておくことで後悔を防げるので、正直にお伝えします。
① 耐荷重が固定式より低めのものが多い
折りたたみ機構を持たせる分、フレームの肉厚が犠牲になりやすいです。
耐荷重100〜150kg台の製品が多く、高重量のバーベルプレスをガンガンやる用途には向きません。
私自身、ダンベルプレスは32kgセットで問題なく使えていますが、「100kgのバーベルベンチプレスをやりたい」という方には固定式フラットベンチを選んだほうが安心です。
② 座面・背もたれのパッドが薄い製品がある
収納性を重視するあまり、パッドの厚みが3〜4cm程度しかない製品もあります。
長時間のトレーニングや、仰向けでのダンベルプレスでは背骨への圧迫感を感じることも。
購入前にパッド厚の記載を必ず確認してください。
目安として5cm以上あると快適に使えます。
③ 折りたたみ・展開に若干の手間がかかる
「サッと出してサッとしまえる」と期待していると、ロックピンを外してパタンと折る操作に最初は手間取ることがあります。
慣れれば30秒もかかりませんが、毎回出し入れするのが面倒に感じる方もいるようです。
私の場合はリビングの隅に立てかけておくスタイルに落ち着き、ストレスは感じていません。
④ フラットポジションが水平にならない製品がある
安価な製品の中には、フラット設定にしても背もたれ部分が数度傾いたままのものがあります。
インクラインプレスならまだしも、デクラインやフラットでの種目には支障が出ることも。
レビューで「フラットが本当にフラットかどうか」を事前に確認するのがおすすめです。
💡 こんな人には固定式ベンチの方が向いています
- バーベルで100kg以上のベンチプレスをする予定がある
- 専用のトレーニングルームがあり収納を気にしない
- 1日2〜3時間など長時間トレーニングする
まとめ
折りたたみトレーニングベンチは、マンションや限られたスペースでホームジムを作りたい方にとって、最初の一台として非常に優秀な選択肢です。
私自身、最初に買った安価な固定式ベンチは部屋の邪魔になり妻に何度も白い目で見られましたが、折りたたみ式に替えてからはリビング使いでもストレスがなくなりました。
重要なのは「耐荷重・パッドの厚み・折りたたみ後のサイズ」の3点を自分の使用環境に合わせてチェックすること。
今回ご紹介した5製品はいずれも実用性が高く、週3〜4回のダンベルトレーニングには十分対応できます。
用途と予算に合わせて、ぜひ自分にピッタリの一台を見つけてください。
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